モンテスキュー『法の精神』:三権分立
Charles de Secondat, Baron de Montesquieu, The Spirit of Laws, 1748
モンテスキュー『法の精神』(井上尭裕訳、中公クラシックス)の要約です。
中公クラシックスは重要部分だけを抜粋した抄訳ですが、時間がないときに手っ取り早く原著の雰囲気を感じたいというときにはおすすめです。ちなみに岩波文庫の全訳は上中下の3分冊なので、時間があるときにトライしてみます。
ロック『市民政府論』:法の支配
John Locke, Two Treatises of Government, 1690
ロックの『市民政府論』(角田安正訳、光文社古典新訳文庫)をご紹介します。相変わらず角田氏の訳はとても読みやすく、前半はすいすいと読めていたのですが、後半から同じようなことの繰り返しが増えてきて、なんだかんだ読むのに1月以上もかかってしまいました。
この本はご存知のとおり、社会契約論の本です。原文はTwo Treaties of Governmentとあるように二編からなる論文らしいのですが、光文社の訳は現代の社会契約論に関係してくる後半、第二編のみを訳出しているそうです。前回のホッブズの思想と比較しながらご紹介したいと思います。
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