On the Shoulders of Giants

古典読書で一般教養を学び直し

政治思想史

ホッブズ『リヴァイアサンI』

お久しぶりです。今回は、あの有名な「万人の万人に対する闘争」を唱えたホッブズ『リヴァイアサン』第1部をご紹介したいと思います。(以下、引用はすべて角田安正訳、光文社古典新訳文庫からのものです。) ホッブズによれば、国家が成立する以前の自然状…

アリストテレス『政治学』

アリストテレス『政治学』を読みました。以前ご紹介したプラトン『国家』の後に読んだことで、私なりに面白いと感じたことがいろいろとありましたのでご紹介します。 プラトンとアリストテレスを読み比べて一番面白いと感じたのは、国家を誰が運営すべきかと…

プラトン『国家』における政治思想

プラトンの『国家』は、多数あるプラトン著作の中でも非常に長く、内容的にみても重要とされ、プラトンの主著中の主著(藤沢令夫氏)とされています。舞台は紀元前375年頃(推定)、筆者プラトンの師であるソクラテスが友人たちとの議論を通じて、正義につい…

プラトン『国家』第2巻(前半)

プラトン『国家』第1巻では、正義とは何かについての議論でトラシュマコスを言い負かした(つもりの)ソクラテスですが、周りは彼をほってはくれませんでした。第2巻では、グラウコンとアデイマントスという2人の人物が、お前の議論は不十分だと言わんば…

プラトン『国家』第1巻

プラトンの代表作『国家』第1巻の概要と感想です。 1.導入 祭のために出かけた旅行先で、ソクラテスはケパロスという老人の家に招かれます。 はじめ、ソクラテスは老人ケパロスと、より良い生き方について話し合っていましたが、話題はやがて、正義とは何…